心のひだをことばに乗せて
蝉時雨の歌詞は、サッと聞き流しているときにはあまり感じないのだけど、落ち着いた雰囲気で耳を傾けているとき、アレッと思ってしまいます。どこがどんな風にというのでもないんですけど、はっきり言ってどうなのよと突っ込みを入れてみたくなるような。
風にそよぐ柳のようにとでも言うのか、いろいろそこからイメージをふくらませることの出来る歌詞。どうにでも解釈できると言ったら、言い過ぎ? 強いのか弱いのか、悲しくて泣いていたいのか涙を拭いたいのか…
繊細でかつ荒削り。歌詞は、ロックにありがちな歌詞よりサウンド重視ではなく、繊細なまでにことばとフィーリングで織りなされた出来上がりとなっています。
それだけ読んでると、ほんとに詩だと思います。グッと心に迫るのもあるし、ああ、今のこの気持ち、こんな風に表現できるんだと共感を呼ぶ言い回しなんかもあって。大学時代は文学部だったんでしょうかね。蝉時雨の詩、素直な気持ちをというより、心のひだを言い当ててますね。中根君の世界が完成してましたね。